月別アーカイブ: 2009年2月

座り続け

明け方、ブルックリンのザッカリー家を出てタクシーでJFKへ。運転手は定額で$45だ!と言っていたけどそういうもんなんでしょうか。

NWのチェックインはゆるゆるで素晴らしい。「これ重いわねー」とか言いながらタグをつけてくれる。サラダ+オレンジジュース+チップで$16という残念空港価格のご飯を食べた後、2時間半ほど飛んでミネアポリスへ。


こちらは干からびかけた池の残りの水が凍り、そこに雪が積もったと思われる妙な景色。

で、馬鹿でかい空港をふらふらして成田行きに乗り込もうと思ったら、外は猛烈な吹雪に。

羽の上にすごい雪がたまっとる。

全員乗り込んだところで「雪で空港が閉鎖されました」というアナウンスが流れ、そのまま機内に閉じこめられてひたすら待機。。。妙に空港内を移動したりして、PCを立ち上げたりすることもできない。後ろは赤ちゃんがいるし、隣の奴はなかなか口臭が激しく、いかんともしがたい時間が流れる。その間にのろのろと変な消防車みたいな奴が緑や赤の液体を機体にかけていたりしつつ、待つこと5時間、ようやく離陸。
12時間ほど飛んで夜の成田に到着しリムジンバス→タクシーでラボ到着。ずーっとゆらゆら揺れる乗り物に乗っていたせいか、静止した床に立っていると逆乗り物酔いのようになるという境地に到達。

不在の間、柳澤くんに無茶振りしていた仕事が炎上中になっており、2時くらいまでケーブル作りやケース加工をお手伝いして帰宅。柳澤くん、ありがとうございます&すみません。。。

というわけでおみやげはほとんどなしですが、「あの缶」に入った飴ちゃんは買ってきました。

http://blog.makezine.com/archive/2008/01/ybox_2_networked_settop_b.html

長い曲に対する怒り

このSparkというフェスティバルは、大学が主催していることもあって割とまじめな雰囲気もあって、1000人くらい入るシンフォニーホールでアンサンブルによって演奏されるような現代音楽から、クラブでブレイクコアの兄ちゃんが演奏したりするようなものまで幅広い。
で、良いライブがあんまり無い。。いろいろ考えたりした結果、

・長い

長いことに意味がある場合もあるだろうけど、多くの場合は最初の10分くらいでだいたいやりたいことの概要がつかめ、残りの20分なり30分なりは「もう分かったって」状態になることが多い。展示なら興味がなかったらスルーできるけど、身動きの取れないコンサートだと完全に拘束されてしまい、「早く終わってください!!」と祈りながら演奏を見る羽目になる。とくにインプロヴィゼーション系はついに終わりそうと思ってもまた始まって何度も絶望する必要があるなど、精神的・肉体的に超つらい。この時間泥棒め!

CNMATの長、David Wexxxl氏のセッティング。

デバイスはちょっとだけおもしろそうだったけど、本当につらかったなー。

おもしろかったもの

割とアカデミック路線が多い中でもおもしろかったのが、主催者の一員でもあるAli Momeniのパフォーマンス。

こちらに映像有り。
http://alimomeni.net/Table-Setting-Vooruit
オマケ的に映像の要素がついているけど、なくても全く良いと思う。こういう音楽のフォーマットに近いんだけども、あんまり音が中心にいないようなパフォーマンスに非常に興味がある。

それとパリから来ていたRobin MeierくんとAliの共作、生きた蚊を使ったインスタレーション。
もうウェブが作ってある!早い!↓
http://alimomeni.net/truce

生きた蚊にピエゾがつけてあるというインパクトがすごい、。蚊は異性の羽の音に反応し、それに対してうなりをつくるように自分の羽のスピードを変えるのではないかという仮説に基づいて、自分の音から合成された音を自分に聞かされるというループ構造。
しかも蚊は休憩タイムと労働タイムがMaxから制御されていて、時間が来たら人工筋肉の動きによって着地させられたり空中に浮かび上がらされたりする。この前澤井くんに教えてもらった、カブトムシがラジコンばりに制御されているムービーをみたときのような、なにかシュールで(動かされている方のことを思うと)もの悲しい感じもする作品であります。。

発表

無事インスタレーションの仕込みが住んだあと、ライブのリハーサルのためすぐに展示物の一部を撤収して組み替え。展示とライブが別会場で同時にあるというのはどう考えても無理があった。。事前に展示会場の中でライブをしたいと申し出ていたのだが、その声は届かず。

ライブはやかん2.0といろんなものを組み合わせたもの。新しい段階が見えたというよりかは、むしろこれはいかんかったなーという反省点がクリアになるような内容ではあったのだけど、観客の層が良い方向に非常に偏っていて、どういうことがしたいかをかなりつかんでみてもらえたのでやりやすかった。記録が全くないのだけど、アリはあとでウェブサイトに上がると言っていた。(そしてあとでウェブサイトにUPするといってちゃんとUPする人は非常に少ない!!)

個人的な記録用にしばらくサンヨーのMP4が撮れるカメラ(DMX-CG6)を使っているのだが、本当にこいつはフォーカスが馬鹿で、明るくて明確な境界線のある被写体でないと、いつまで経っても全然フォーカスを合わせることができない。今回の展示もかなり暗めだったので、どんだけ記録しようと格闘しても全くちゃんと撮ることができない!!フォーカス手動でいろいろやってみたんだけど、なぜがカメラにちゃんと撮らしてもらえない。
というわけで今回一番ましな写真。。

DVカメラで撮った映像をあとで編集しよう。。

Ax-Man

仕込みの合間に、アリにAx-Manというサープラスのお店に連れて行ってもらう。なかなかこれが素晴らしい!楽器類や家具など定番ガラクタから、スイッチ、ケーブル、抵抗、コンデンサなど各種電気電子系ジャンクも充実。

買い出しをするAli。モーターやロータリーソレノイドなど、魅力的なパーツ多数。

何でか妙にタイヤが豊富。

アリのスタジオにも連れて行ってもらった。この大学の教員達は、教室のある建物にあるオフィスとは別にでかいスタジオが大学から与えられているそうな。

これははっきり言って、夢の空間!アリの同僚、ジェニーさんのスタジオにもお邪魔したけど、巨大な輪転機がごろごろあっておそらく版画家だったら泣いて喜ぶ環境に違いない。回っている予算もワシの感覚とは1桁違うようだし、ここまですごい環境をつくれば、アーティストが大学にいる意味も別次元であるよなーという感じで印象深い。もちろんアメリカの大学は予算の獲得などなどめっちゃんこハードだろうし、彼らが超優秀だからこそなし得る制作環境なのだろうけども。

ホテルはAloftという超ファンシーホテル。だいたいウェブサイトと本物はがっかりするくらい異なるものだが、ここは本当にウェブサイト通りの部屋でびっくりした。すばらしい。が、ホテルの周辺には駐車場と道路ばっかり。。

準備デー

駆け込みで展示とライブの買い出し+準備。これを機会に、と思って前々から欲しかった充電式ドリルドライバを購入。会場の様子があまり分からないので、あてずっぽうというか現場合わせな感じにパッキングして、翌朝成田へ。
ノースウェスト航空にのって思った点。

いいところ:
・チェックインが自動化されていてほとんど並ばない。
・国際線は荷物を23kgまで2個まで預けられる。
・その23kgもチェックゆるゆる。

悪いところ:
・席を通路側とかのいい席に変更するのに$50。
・座席にモニタなし。
・背もたれの頭の部分の左右に、頭をもたれかけられるでっぱりがない。
・機内食、ザ・貧相。。。
・もちろんビールなどアルコールは$5。

直行便でさくっとミネアポリスに着くと、話と違って誰も迎えに来ていない。とりあえず分かる連絡先に片っ端から電話して住所を聞いて、30分ほどでミネソタ大学到着。今回呼んでくれた Ali Momemi にも会う。なんでも、誰も日付変更線を越えてくることに気がつかず、みんなワシは明日到着と思っていたとのこと。。。
この大学は大変な大きさで、多摩美でいうところのAホール、福岡で言うところのメルパルクのような巨大ホールがポコポコ学内にあり、アート部門も木工・金工・印刷・陶芸など、それも壮大なワークスペースがあるところ。

金工ワークショップ、何か悪そうな雰囲気。

事前に送った荷物は予想以上にボコボコになっていた。

作品の展示会場についてモロモロ相談した後作業開始。が、あまりの眠さにまともな作業ができず、謎な作業をいくつか完了したのみ。

これを
MX400
こうしたりなど。。

不毛な作業をいくつかやったのちホテルにチェックイン。
ホテル向かいの「WASABI」なる日本料理屋で福岡市は井尻出身の板前氏と話しながら極めて素材の悪い寿司を食べ、就寝。

告知2件

大きな締め切りが近く、この3日間ほどラボに泊まり込んでずーっと作業をしていた。完徹はしてないからめちゃしんどい訳ではないんだけど、起きている時間の8割はハンダごてを握っていたんじゃあるまいか。残り2割はMaxとAVR-gcc。久しぶりにへろへろになった。2月中のハードウェアの作業はあらかた片付いたかというところ。

一息つくまもなく、明後日からアメリカはミネソタ大学である「spark」というフェスティバルで展示とライブをしてきます。
合理的にできるだけ能率良くどんどん作業を進めていく仕事系の作業に対し、展示やライブで何やろうかなーという自分の作品に関する作業は、必要な時間や素材、機材なども自分のアイデア次第で伸縮自在、さらに時間や素材から内容が決まっていくこともあるし、本当に脳の使い方がまったく違っている。この2種の作業が重なると、基本的には仕事作業の方がやることや締め切りが明快で強固なため、モロモロあやふやな自分の制作の時間+脳内作業を上書きしてしまう。。
というわけでおおざっぱなことは決めていますが、これまでほとんど実作業はやってない。。主に明日一日で超スーパー準備して出発予定。

あと3月7日の18時半から、川崎市市民ミュージアムでもライブやります。
こちらにちょっと情報発見。
http://www.awazu2009.jp/event.html

[b]

仕事の合間に、[b]laptop orchestraが舞台装置をやったダンス公演があるとやらで、最近の活躍をチェックしにダイトくんと横浜へ。小振りな会場で、座ったのは空いていた最前列。公演がはじまると、ダンサーまでの距離が、最小で30cmくらいまでに縮小。(少なくとも僕よりは)ダンス通のダイトくんでも「リハでもこんな近くまで寄らない」というくらいの超近さ。なかなか無いものが見られました。。
ステージ中央にFくざわくんがどーんと現れたときは「ついに!踊るのか!!」と期待したが、違った。

090205-06

いろいろと立て込んで来ていて、昨日は秋葉原経由でラボに来て作業して、そのまま泊まって本日も作業。なぜか重なるときにはどんどん仕事が重なってしまう。。

で、千石で買ってきたモータドライバICのTA8440HQ、まったく気がついてなかったけど、足のピッチが2.54mmより小さい!かといって、ハーフピッチでも2.0mmピッチでもない!なんとも中途半端なピッチで大迷惑。

そして調子に乗って最大定格以上の電圧をかけていたら、モクモクと煙発生。完成品を見せる4時間前にして秋葉原、再買い出しに。。。TA7291Pは最大定格の2倍くらいかけても大丈夫だったのだがー。。。

というわけでこれから一週間くらいは炎上エンジョイ週間の予定です。

調子悪し

朝起きて、8時くらいのつもりで洗濯などを始めていたら、なんと12時過ぎていた!というわけで(仕事ではないけど)14時に碑文谷集合に45分遅れ、到着したら、全員が撤収した直後だった!
夕方千駄ヶ谷で打ち合わせがあり、一緒だったテッシーとご飯を食べ、自転車でラボに向かっていたら、超こけた!!4車線くらいのでかい道、横着して横断歩道手前2mくらいのところを斜めに横切ろうとしたら、アスファルトがそこだけ15cmほど高くなっていた。わしのような横着者を懲らしめるためだろうか、暗いとまったく気がつかない。小学生ばりに肘やくるぶしなどをすりむいて帰宅。いたい。。。

帰国日

朝、一人だけホテルを早くチェックアウトさせてもらって、電車に乗ってチューリッヒに。すこーしだけフライトまで時間の余裕があったもんで、ドークボットスイスのモニャとマルティンと合流しに行ったのです。

道中の景色は大変よい塩梅。

氷河地形は普段見慣れていない分、かなり感動的。日本の感覚だと断層地形にみえるところもあるけど、絶壁の急さ、断面のU字さはやはり氷食地形。

実家で毎年使っていたカレンダーはだいたいこんな写真だった。

1年ちょっとぶりのモニャたちと駅で合流してゆっくり話しながら朝ご飯を食べていると、ようやく仕事モードが抜けて普段通りの海外になった気分。1時間ほどゆっくりして、そのまますぐ駅から空港へ。

チューリッヒの中央駅には、Max/MSP界の有名人、jasch氏も参加しているというインスタレーションが仕込んであった。
手前のタッチディスプレイを操作すると、奥の天井から吊ってあるでかい立体的なスクリーンにいろいろ現れる。

上には超音波の超指向性スピーカ。

実のところ内容自体は特におもしろくもなんともないのだけど、こんなマニアックなもんがこんなでかい駅に予算をかけて設置してあるのがヨーロッパぽいなーと思う。

今回お世話になった皆様方。

主に空港職員のミスでチェックインにえらく手間取って、ドタバタで搭乗口に。本当になーんも買い物する時間がなかった。。

機内では、初めて映画を見てみた。「ハムナプトラ3」。本当に、恐ろしいほどどうしようもない。。。まあ時間つぶししているようなもんだからいいんかのう。
スイスエアラインは食事はおいしくないし量もないのだけど、スイスビールというビールはかなりうまかった。そして水はカナダ、ワインはカリフォルニアのもの。ヨーロッパと日本を往復しているのになんかすごい無駄。

3D表示になっていたフライト情報の映像。